社労士試験の合格者のテキストは例外なく汚い
社労士試験において、「テキスト」は知識をインプットするための土台となるものです。
そして短期合格する人のテキストは例外なくボロボロです。
その理由は、
- 1冊のテキストを何回も回転させて読むから
- ライン引きや書き込みが沢山してあるから
です。
短期合格者は1冊のテキストをとことん使い倒します。
社労士試験のように細かい数字や論点を暗記するためには、何度も同じ情報を頭に刷り込む必要がありますし、効率的なインプットのためには必要な情報を一カ所に集中させておくことが必須です。
そのため、短期合格者は資格スクールの模試などで得た出題傾向の情報や、講義で聞いた内容、はては覚えにくい箇所の語呂合わせまで、全ての情報をテキストの欄外に書き込み、それを何回も繰り返します。
その意味ではテキストは自分で作りあげるものと言えるかもしれません。
そして、そのオリジナルのテキストの存在は試験直前の追い込みに絶大な威力を発揮します。
テキストを通して読むのにかかる時間は1回転するごとに半減していきます。
最初の1回は数カ月かかってた通し読みも、4回目、5回目と繰り返すうちに1週間程度あれば全体の知識を俯瞰出来るレベルになっているはずです。
最後の1週間で全体の知識を効率良く総ざらいできれば他の受験生に対する大きなアドバンテージになるでしょう。
参考までに管理人が使った技
管理人の場合は、試験1カ月前にテキストの中で知識の定着が曖昧だった部分や覚えきれなかった表をコピーし、別のノートに張り付けて、必ず毎日一回はそのノートを全部見るようにしてました。
弱点のみ集めた別冊テキストを作ることで、最後の1カ月でその部分だけはテキストを30回転させたことになります。
それでも、雇用保険の給付日数一覧表だけはどうしも頭に入らず、試験直前までガン見して試験開始と同時に忘れないうちに問題用紙の端っこに書き込みました(笑)。
まるで、学生の試験の一夜漬けのごとしですが、実際には給付日数一覧表からの問題もしっかり出たので、その年合格できたのはその技のおかげでもあります(汗)。
みんないろいろ工夫してます
その他にも、
- テキストを声に出して読んで、さらにそれを録音して移動中に聞く
- テキストをワードで打ち込んでいく
など、ただ読むだけでなく、
- 声に出す
- 耳で聞く
- パソコンに打ち込む
という風に五感や体を駆使して社労士試験の最大の難行「テキスト読み」に挑んでいる方もいます。
ただし、いきなり最初からこのやり方を使うと確実に時間が足りなくなりますので(汗)、煮詰まったときや苦手な部分にピンポイント的に使ってみるのが効果的かと思います。
沢山のノウハウを知りたければ合格体験記を読んでみよう
テキストの使い方については、ここにあげたような工夫の他にも、合格者にはそれぞれの工夫があるものです。
効率良くそのようなノウハウを探し出すのに最適なのが、資格スクールのホームページやパンフレットの中の合格体験記です。
合格体験記の効能については、他の記事でまとめましたので参考にしてみてくださいね。