一般的には本試験の1年から半年前
社労士試験を受験することを決めたら、いつから勉強をスタートするべきでしょうか。
一般的には合格に必要な勉強時間が800~1000時間程度と言われていますし、資格スクールの社労士講座などの標準学習期間も6カ月~12カ月くらいに設定されていることが多いため、目標とする本試験の半年から1年程度前が目安となるでしょう。
特に8月の本試験の終わった直後の9月くらいから勉強をスタートできれば、最新の過去問を踏まえた上で学習を開始でき、また12カ月の勉強期間も確保できるので、最も効率的かつ余裕を持って試験勉強をすすめていけるでしょう。
とはいえ、社労士受験を思い立つ時期はひとそれぞれですから、あまり学習開始時期にはこだわらずに
「思い立ったが吉日」
で学習をスタートしてしまいましょう。
実際問題としては、本試験12カ月前に勉強をスタートできたとしてもその間に仕事やプライベートで思わぬ出来事が起きて、当初計画していたように勉強時間を確保できない事態も起こるかもしれません。
というより1年の長丁場で想定通りに学習を進められることの方が稀でしょう。
管理人の場合も、会社員時代の試験勉強中に、転勤と業務変更を伴う異動を命じられて青ざめた経験があります。
想定外の事態へのリスクヘッジの意味でも学習開始時期は早いに越したことはないでしょう。
完全に知識積み上げ型の社労士試験の場合、どんなに地頭の良い人でも常識的には6カ月未満の学習期間で合格を目指すのは、ほとんど運まかせになってしまうので最低でも合格を狙う本試験の6カ月前までには学習をスタートしたいところです。
学習開始時期が遅い場合は、スケジュール管理を厳密に
理想的に1年程度の学習時間を確保できる場合は資格スクール等の標準的なスケジュールに沿って勉強をすすめれば特に問題はないでしょう。
それ以下の短い学習期間しか取れない場合は、学習のスケジュール管理はより厳密さが必要になります。
社労士試験では、本試験の1~2カ月前の期間は
- 白書対策
- 法改正対策
- 本試験予想問題対策も兼ねた模擬試験受験
など、その時期にしかできないことをやるべき時期になります。
したがって、試験2カ月前には一通りのインプットとアウトプットのトレーニングを終えていたいところです。
ということは、インプット・アウトプットトレーニングに使える期間は8カ月の学習期間であれば6カ月、6カ月の学習期間であれば4カ月しかありません。
その期間内に学習を終えるには一日何時間の勉強が必要かしっかり把握して実行する必要があります。
社労士通信講座に申込むのにはお得な時期がある
なお、多くの社労士通信講座では8月中や9月中に講座への申し込みをした場合には「早割」のキャンペーンをやっています。
また、逆に2月くらいには最終特価のような形で割引キャンペーンを行う場合も多いようです。
もちろん、そのために2月まで申し込みを待って学習期間を短縮してしまっては本末転倒ですから(汗)、やはりコストパフーマンスの点でみても9月くらいに学習をスタートできればベストのようですね。