独学との比較
合格に必要なテキストやカリキュラムがあらかじめ決まっていて迷わなくても済む
独学の場合には無数にある市販のテキストや問題集の中から、自分で全ての教材を選なくてはなりません。
この場合、どうしてもページ数や情報量の多いテキストを選びがちです。
しかし、実際に勉強を始めてみれば分かりますが、社会保険労務士試験の試験範囲に必要な知識量は膨大です。
全てを網羅して覚えようとしても全く終わりが見えずに途中で挫折してしまい、
「もっと分かりやすいテキストはないか?」
「本当にこの勉強法でいいのか?」
などの迷いが生じる可能性がかなり高いのです。
勉強期間の中途で教材や勉強法がぶれてしまっては効率的な学習は不可能です。
この点、全ての教材がパッケージになっている通信講座では迷うことなく勉強に専念できますから、効率だけでなくモチベーションの維持や無駄なストレスの少ない学習という点でも有利です。
学習期間や学習スケジュールが決まっているので、計画的に勉強をすすめ易い
社会保険労務士試験の合格に必要な時間は約800~1000時間と言われています。
一般的には1年程度の期間をかけて勉強していくわけです。
独学の場合、当然
「いつ、何を、どのくらい勉強するのか」
は完全に自由ですが、その反面、その時々のモチベーションや仕事の忙しさに左右されがちです。
また、どのタイミングで何を勉強するべきかというスケジュールも全て自分で情報収集して立案する必要もあります。
実際には独学の場合、どうしてもいきあたりばったりの勉強になりがちで、試験直前にあわてて覚えきれていない部分を詰め込んだりといったことになることが多いようです。
その点、通信講座ではあらかじめ決まったスケジュールに沿って過不足の無い形で勉強を進めていくことができます。
勉強期間も長く、年に一回しか無い国家資格の試験勉強において、勉強スケジュールのペースメーカーとなってくれる存在はとても重要です。
質問や相談ができる
通信講座には受講生に対する、メールやFAXでの質問に答えてくれるフォローシステムがあります。
社会保険労務士試験の勉強をしていく中で、
「テキストを読んだだけでは理解できない」
「問題集の解説を読んでも腑に落ちない」
このような状況は必ず訪れます。
こんなときに独学の場合には
「他のテキストや問題集の解説を読みまくる」
「インターネットで検索してみる」
くらいしか解決する方法がありません。
例え最終的に他のテキストや問題集の解説で理解ができたとしても、非常に時間の無駄ですし、インターネット上にある情報も正しいとは限りません。
通信講座のフォローシステムで講師を試験に精通したスタッフに質問することができれば、これらの時間の無駄や不確実さを避けることができます。
通学講座との比較
まず、通学講座のメリットから考えてみると
- 直接講義を聞くので記憶に残り易く、また、分からないことはその場で質問できる
- 決まった講義を受けるため、スケジュール通りに勉強を進め易い
- 勉強仲間ができる
その反面として通学講座のデメリットは
- 決まった時間に通学する必要があるので、通学時間を含め多くの時間の確保が必要
- 費用が高い
といった点があげられます。
もちろん、
「時間もお金もたっぷりあります。」
という場合には、通学講座を選ぶのもありかと思いますが、
実際問題、そのような状況で試験勉強に臨める方は多くは無いでしょう。
通信講座のメリットをしっかり理解して勉強を進められれば
- 基本的勉強スケジュールは通信講座をペースメーカーとした上で自分の空いた時間に勉強できる
- テキストだけでは分からない部分もメールなどで質問できる
- 費用も通学講座よりは安く、場合によっては独学とさほど変わらない場合もある
と独学と通学講座のいいとこどりのような使い方ができると思います。
社会保険労務士試験の通信講座メリットまとめ
大きく
- 独学
- 通信講座
- 通学講座
の3つに分けることのできる社会保険労務士試験の勉強法ですが、これまで見てきたように、それぞれのメリットデメリットはありますが、会社に勤めながら受験される方にとっては通信講座での勉強がライフスタイルに合う場合が多いのではないか、と思います。
各通学講座とも資料請求は無料でできますので、まずは取り寄せてみてもいいと思います。
もちろん、少しでも費用をかけずにという場合には独学もありかもしれませんが、テキスト選びに迷ったり、受験回数が増えたり(汗)と結局は費用的にもかさんでしまうリスクもあります。
時間と費用に余裕のある方は通学講座が合格への近道であることは間違いありません。
いずれにせよそれぞれの置かれた状況や性格(?)によって正解を異なりますが、この記事が参考になれば幸いです。