この記事では、人気国家資格の社会保険労務士がサラリーマンに特におすすめの理由を5つ解説します。
①働きながらでも合格し易い!
社会保険労務士試験は例年合格率が4~8%程度の難関資格。
とはいえ合格までに必要とされる勉強時間は約1000時間と超難関資格の税理士や司法書士試験に比べると比較的少な目です。
- 司法書士は約3000時間
- 税理士は約4000~5000時間
1000時間を達成するには1年間毎日勉強するとして約3時間弱。
決して楽ではありませんが、働きながらでもなんとか捻出できるラインではないでしょうか。
また試験自体も筆記試験1日で完結し、複数日程で行なわれることも多い難関国家資格の中では
かなり受験しやすいはずです。
- 司法書士→筆記試験1日+口述試験1日
- 税理士→筆記試験3日
- 中小企業診断士→筆記試験2日+2次筆記試験1日+面接試験1日
実際に社会保険労務士の合格者の約7割が、会社員や公務員などのフルタイムワーカーとなっています。
②試験内容がサラリーマンに身近!
社会保険労務士の出題分野は「労働保険」と「社会保険」の2つ。
労働保険では労働基準法など、働き方改革の進展でより重要となってきたサラリーマンにとって必須の知識を扱います。
また社会保険でも健康保険や年金を中心として、サラリーマンにとって身近な知識を扱います。
なんとなくでもイメージし易い分野からの出題であることは、勉強の取っ掛かり易さとしてはかなり重要です。
③昇進や転職に有利!
社会保険労務士の知識が直接的に役に立つのは、人事部や総務部などのバックオフィス部門。
そしてこれらの部署は多くの会社において出世の王道コースです。
人事や総務に異動や転職を狙っているのであれば、社会保険労務士の資格は強力な武器となります。
またそれ以外の部門においても、特に労働法関連の知識は重要。
使用される側としては自分の身を守るために、管理職であれば労務管理のためにも、サラリーマンをやっていく中で欠かせないものといえます。
④一度取得したら生涯有効!
社会保険労務士の資格は一度合格すれば生涯有効で、更新などはない一生ものの資格です。
なお社会保険労務士を名乗って仕事をするためには、全国社会保険労務士連合会への登録が必要ですが一度合格すればいつで登録可能。
年会費などもかかるため自分の必要に応じて登録ができます。
また社会保険労務士労務士の登録方法には他の士業にはない「勤務等登録」という方法があります。
主に企業などの組織に所属する方向けの登録方法となり、独立社労士のために「開業登録」と比べて年会費も安くなっています。
⑤いざとなれば独立も可能!
社会保険労務士資格は独立も十分可能な資格。
登録者の約7割が開業登録です。
もし独立開業を目指していないとしても、いざとなれば資格を使って独立も可能という事実は会社になにかあったときのリスクヘッジになります。
サラリーマンとして勤務する中ても心の余裕につながり、今の仕事には好影響をもたらしてくれるはずです。